サービス付き高齢者向け住宅を略してサ高住と言いますが、そこでは入所者の見守り業務や訪問介護の経験できるので、介護職としては働き甲斐を感じられるかもしれません。サ高住は、多くの場合、介護を必要としない方や、軽度の要介護度の方が多いのが特徴ですが、介護型の場合は入居者の介護度にバラツキがあります。中には重度の要介護者の方もいるようです。そのため、入浴や食事、オムツ交換などの介助を定期的に支援しなければならない場合もあります。ただし、一般的な入所型の施設に比べると介護度が低い方の利用が中心になっているので、サ高住で働くときには希望する施設の情報をしっかりと集めましょう。
ちなみに、サ高住を建設しサービスの提供を行うためには、原則25平米以上の個室を完備することと、安否確認や生活相談、生活支援の提供が条件になります。そのため、多くの場合は、入浴や食事、排せつなどの介助は、訪問介護同様にケアプランに基づいて提供されています。ですから、サ高住で勤務すると、施設勤務のような形態で訪問介護の業務内容を経験できると言われています。
しかし、最近ではサ高住のニーズも増え、利用者の要望も多岐にわたるようになってきたので、中にはターミナルケアやエンゼルケアが求める声も出てきました。ですから、今後はそのための知識や技術もサ高住での介護業務には欠かせなくなりそうです。しかし、一つの施設で多くの経験ができれば、将来のキャリア構築には大いに役立つことでしょう。
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